ビールお持ちしました(2003)B1、ボールペン・色ボールペン・水彩・鉛筆・色鉛筆・パステル・木炭・墨汁・朱墨・模造紙 ハートランド軽井沢ドローイングビエンナーレ2003買い上げ賞

このころから模様、ていうか装飾みたいのにも興味が出てきて、前から興味のあったアウトサイダー・アートの人たちの作品にも装飾的な傾向があったので、アウトサイダーの人の中でも特に左右対称に要素を配置していく一部の人の作品を参考にして描いてみようと思ってやってみた。ルイス・ウェインっていう人のなんだけど。装飾的な模様を作り出すために何種類かの型紙を作って、それに方眼を引いておく。画面に模様を描いていく際の基準線を描いておいて、その線に型紙の方眼をあわせながら描けば、方眼の位置をずらすことでファスナーみたいに互いの隙間に入り込むような模様とかも描きやすいんじゃないかと考えた。ハートランドビール、というのをテーマにした展覧会、ということで、型紙はすべてビール瓶の形のものを使った。画面上で面白い模様が生まれたらそれを転写して新たに型紙を作ったりとかはしたけど。今まであまり使うことのなかったのも含めて画材をいろいろ使ってみた。小さいのをチョコチョコ描くだけだと今までの方法を使っているだけで面積が埋まってしまうのに対し、ちょっと大きめのに描くといろいろやってみようという気になる。墨とか、パステルとかの魅力に目覚めたという効能があった。
閉じる
inserted by FC2 system