ラジコンを使って友人の家を攻撃する少年(1997)F80、油彩・キャンバス 第15回伊豆美術祭賞候補

実はこの絵、「ゾンビを観て」を描いた次に描き始めたの。幼稚園のころ、近所の子供からもその親からも猛烈に嫌われていた私は、いつか復讐してやる、と思っていたのでした。で、そのころ考えていたのが、ラジコンを改造して(出来ないが)爆弾とかミサイルとか撃てるようにして皆殺しにする、というもの。絵の舞台になっているところは、多少変えているけど実在の場所。私が生まれ育った代○山というところ。今はもう変わっちゃったけど。まあそれはさておき、描き始めたはいいがすぐ行き詰ってしまった。気持ちがこもりすぎていたことと、はっきりした方法論を持っていなかったこと(スペンサー先生の影響でとにかく細部にこだわる、だけしかなかった)が原因と思う。そのままほってあったのだが、第15回伊豆美術祭が、15回記念で80号までOK、ということだったのでこれに手を加えて出すことにした。このときはとにかくエンターテイメント魂を炸裂させて自分の恨みつらみより、見る人に楽しくなってもらうことを心がけた。エンターテイメントスピリット…大事だよね。
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