変質者と戦う母親(1997)F10、油彩・キャンバス 「小さな絵画大きな輪」展賞候補

布団にくるまってぼーっとしていたら、なぜかトレパン姿のおじさんが追っかけてくる、という場面が思い浮かんだ。何の用かと思えば靴下をくれと言う。で、親が出てきてほうきで追っ払う。そこからこの絵のアイデアが生まれた。良くも悪くも今まで描いてきたものの延長。でも左のほうに神主さんが出てくるのを思いつくのにうんと時間がかかった。周りの人は見てるだけか、たきつけるだけ。報道の人もそうだし、それを見ている人もそう。当事者はほったらかしで勝手なことを言う。無作為の悪意、ていうかね。そういうのに対する批判、ていう点では「ラジコンを使って友人の家を攻撃する少年」と共通するかも。早い話がそういうやつはみんな死ね、みたいな。私もけっこう攻撃的です。悪意丸出し。同じ穴のムジナか…。結局自分から出たものはみんな自分に返ってくるんだね。
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