デュティユーヴァイオリン協奏曲『夢の木』

録音で持っているもの(防備録的に)

ご存知フランスの、
いや宇宙の超大作曲家アンリ・デュティユー。
そのデュティユーの超最高傑作です。
スターン盤で初めてこの曲に接し、
この曲より素晴らしい音楽はこの世にはあり得ないと悟りました。

チェロ協奏曲とヴァイオリン協奏曲のプロモーションビデオ
http://www.youtube.com/watch?v=LySORUIPKl0



○アイザック・スターン(vn)ロリン・マゼール指揮、フランス国立管弦楽団 1985年 Sony
他の録音と違って、最後が切って捨てたようにズバッと衝撃的に終わる。これで初めてデュティユーを聴いたのだが終わり方が衝撃的で印象に残った。その後何度か聴くうちに超傑作だと悟る。未だにこの録音がおらの中では一番。


○オリヴィエ・シャルリエ(vn)ヤン・パスカル・トゥルトリエ指揮、BBCフィルハーモニック 2000年 CHANDOS


○ルノー・カプソン(vn)チョン・ミュンフン指揮、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団 2001年 EMI
弾きこなした上に個性も出している感のある演奏。かなり良いんじゃないでしょうか。↑のプロモビデオの演奏です。


○オリヴィエ・シャルリエ(vn)ハンス・グラーフ指揮、フランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団 2005年 ARTE NOVA


○ヨッシフ・イヴァノフ(vn)大野和士指揮、リヨン国立歌劇場管弦楽団 2009年 Aparte


(番外編)○ルノー・カプソン(vn)トゥガン・ソヒエフ指揮、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団 2012年 youtubeで見つけた動画http://www.youtube.com/watch?v=gRmIV8efTyQ
今まで弾いてるところ見たことなかったので、非常に興味深かったです。


○ドミトリー・シトコヴェツキー(vn)マリス・ヤンソンス指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 2008年 Rco
若干ゆっくり目のテンポで一音一音大事に丁寧に「この曲はこういう曲なんですよ〜」と噛んで含めるような演奏。非常に分かりやすい。まずはこの演奏を聴いて、その後、他の演奏を聴いてみるべきか。「夢の樹」のスタンダードとなる演奏と言えそう。素晴らしいです。カップリングのドビュッシー「海」、ラヴェル「ラ・ヴァルス」の演奏も超一級。これはぜひ入手すべきです。


○ピエール・アモイヤル(vn)シャルル・デュトワ指揮、フランス国立管弦楽団 1993年  Decca 20c
 豊饒な音。良いなー。と思っていると、2楽章の盛りあがってる所でトランペットが音外してる(よね?)。それが唯一残念ですが、とても素晴らしいです。併録のチェロ協奏曲『遥かなる遠い国へ』(チェロ:リン・ハレル)がなんかアグレッシブな演奏で、これもまた良いです。デュティユーの二大超傑作協奏曲がカップリングされてるって、すばらしいわあ〜。おススメ


○オーガスティン・ハーデリッヒ(vn)リュドヴィク・モルロー指揮、シアトル交響楽団 2015年 Seattle Symphony Media
 若干ゆっくり目のテンポでおとなしめに始まり、だんだんスリリングになって行って終わる。こういう演奏もありか。シアトル交響楽団の自主レーベルで、デュティユー管弦作品集第2弾。これは全集いっちゃうつもりですか?やるなモルロー&シアルーシンフォニー。どうせなら生前の全集には入ってなかった曲も網羅した完全版にして欲しいですね。応援します。期待してます。







(2015.11.14)
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