『ゾンビ』を観て(1995)F40、油彩・キャンバス ‘96松涛美術館公募展優秀賞

こういう傾向の絵、第一作目。大学2年生のとき進級制作で作った。このころ私は絵を描かずに拾ってきたドアとか板とかに、これまた拾ってきた雑誌とか蛍光灯とかぬいぐるみとかざぶとんとかバナナの皮とか要するにゴミを使ってコラージュ(というのか?)をやっていた。しかも釘で打ち付けたりして(笑)。夜間の電話注文代行業のアルバイトをしていたのだが、注文の締切時間が来てから次の朝に来るひとと交代するまでかなり時間があるのね。で、同僚といろいろビデオとか見てたの。『ゾンビ』を観て、これは絵に出来る、ということで久々に描いた絵が、これ。描き始めてから、あっ、と思って参考にし始めたのが、スタンリー・スペンサー先生(と勝手にお呼び申し上げている)。影響、と言うよりはっきり真似していた(つもり)。光と影の境界をぼかすのが、なぜか私の中ではタブーになっていたのを、意図的にぼかし始めた。今ではファン筆使いまくりだけどね。
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